熊本県産業技術センター

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色落ち海苔の新規用途開発 -色落ち海苔の乳酸発酵食品素材の開発と機能性-

近年、植物プランクトンの増殖が引き金となり海域の栄養塩が不足することによって海苔の色落ちが生じ、低品質の海苔が年間平均約400~800トン製造されています。色落ち海苔は外見が黒みに乏しく、著しく市場価値が低下するので、この海苔の有効利用は水産業にとって重大な課題の一つとなっており、株式会社王樹製薬と共同で色落ち海苔の新規用途開発に取り組みました。

研究内容

・色落ち海苔にも豊富に含まれるグルタミン酸から、微生物によりGABAを生成させて健康食品素材を製造する製法を検討したところ、海苔抽出液の遊離グルタミン酸の80%以上をGABAへと変換させることが可能であることが判明しました。
・収率を高めるための酵素分解や塩酸分解の検討とともに低コスト化を検討しました。
・海苔発酵試作品の機能性を確認するため、ラット給餌試験を実施しました(熊本大学石田研究室)。

“色落ち海苔の発酵食品素材”

色落ち海苔が乳酸菌の発酵基材として優れている事を見い出しました。  試作品をラットの餌に1%添加して血圧の変動を見たところ、海苔を発酵したものには明らかな血圧上昇抑制作用が確認されました。   製造残渣を出さず、ポリフィラン等海苔由来の機能性多糖を含有したまま高濃度GABAを富化した食品素材を開発することができました。

問い合わせ先

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